OPEN HOUSEのお知らせ 〈vol.01 展覧会情報とDM〉

レビュー|REVIEW

三角コーナーからは新年初めての発信になります。今年も三角コーナーをよろしくお願いします。
昨年は震災もあり、改めて人生というものは何が起こるか分からないものだと感じさせられました。だからこそ、今を一生懸命に生きたいものです。

Rコモンズが運営する、webでしか閲覧できない仮想のギャラリーである〈三角コーナー〉ですが、年度の締めくくりとしてオープンハウスを企画しました。
webサイトというデジタルなメディアを媒介して世界のどこにでも瞬時にアクセスできることはとても便利ですね。Rコモンズもその恩恵に預っていますが、しかしそれによって起きる社会的な問題もたくさんあります。メディアのもつ利便性で、人間が不便にならないかと私も不安です。

さて、そんな問題と繋げるつもりもありませんが、ミサワクラスで生活しているアーティストたちもやはり、実際に作品を展示する場を持つべきだと考えました。

そこでミサワクラスのオープンハウスを兼ねた展覧会を行います。
各部屋を公開し、アーティストメンバーがそれぞれの場所で展示致し、他の住人もプライベートな部屋を公開したり各々のプロジェクトを発表します。


以下展覧会概要です。

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『ミサワクラスOPEN HOUSE 2012〈私たちは語る言葉を持たない〉』

『ミサワクラスOPEN HOUSE 2012〈私たちは語る言葉を持たない〉』は、山形市本町にあるシェアアパート「ミサワクラス」で行われる、オープンハウスを兼ねた展覧会です。

ミサワクラスとは、廃旅館であった三沢旅館を若いクリエイターたちの手によってシェアアパートへとリノベーションした建物の名称であり、そこで共同生活を営みながらプロジェクトを行うグループの名称です。
ミサワクラスは地域の中でアートやデザインがライフスタイルとしてどのような機能を持ち得るのか、日常的な喜びやコミュニケーション、美意識を拡張する役割としてどのように機能するのかをテーマに活動してきました。

ミサワクラスのこれまでの主な活動として、山形国際ドキュメンタリー映画祭2009の開催に合わせ空き物件を利用してつくられた外国人のためのドミトリー「アジアハウス」、街の空洞化に対抗してビルをまるごとアーティストたちの公開制作のショールームとしてみせた「I'm here.APT-アートの住処-」、2010年「TOKYO ART NEXT」に出展したミサワクラスのキッチンテーブルを移設し山形県産の野菜で料理をつくり自分たちでだけで食べてしまうパフォーマンス「外苑ピクニック」、2011年震災後一杯のコーヒーを飲むことが被災地の支援につながるプログラム「coffee aid」などがあります。
それらのプロジェクトを包括しながら、日常的な生活の公開や仮想のギャラリーなどのミサワクラスのソーシャルメディアとしてのwebサイト「Rコモンズ」から発信していくことで、グローバリズムとアナログな表現方法を分断することなく維持してきました。

言語を超えてコミュニケーションを可能にする媒体としてアート、デザインが建築というハードウェアによって結ばれてきたのはミサワクラスの大きな特徴です。本展覧会ではそれらのグループの活動で蓄積された経験を、個人の表現の中で改めて探っていく試みです。

参加するのは現在ミサワクラスで生活を共にしながらプロジェクトを運営しているアーティスト、大槌秀樹、千葉さやか、根本裕子、松山隼、望月梨絵の5名です。この5名が作品の生まれた最もプライベートな場所である個人の部屋を中心に、新作を発表致します。
この展示のタイトルとして掲げた〈私たちは語る言葉を持たない〉とは、個人と共同体との間で発見された各々の問題意識から、私たちがアイデンティティを維持していくための生成過程の物語としてのまなざしです。
生成過程が発展途上の幼さや、特権化された年齢を意味するのではなく、個と共同体(社会)を繋ぐ新しい世代の視点であり、パブリックとプライベートを内包する空間の中で、現実とソーシャルネットワークの間で変化してきた表現の実践によって生まれた、他者を想像し理解するための気づきです。
個の価値観を否定することなくコミットメントを標榜する本展覧会『ミサワクラスOPEN HOUSE 2012〈私たちは語る言葉を持たない〉』では、これからの時代に生きるためのなにかしらの提案になれれば幸いです。

作品の発表に加え、住人の部屋やシェアスペースの公開、アーティストトーク、最終日にはミサワクラスの日常を垣間見せるパフォーマンス「ミルフィーユ」では、千葉さやかの食べられる作品と根本裕子の食器でお迎え致します。本展覧会で、より多角的にミサワクラスの活動を理解していただければと思います。ぜひミサワクラスまで足をお運びください。

2012年2月14日(火)-19日(日)
10:00~17:00
会場:ミサワクラス

◉アーティストトーク「それでも語ります」
2月18日(土) 15:00~16:00
会場:ミサワクラス 参加無料

◉パフォーマンス「ミルフィーユ」
千葉さやかの食べられる作品と、根本裕子の食器でお迎えします。
2月19日(日) 10:00~17:00
会場:ミサワクラス 参加無料

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DMと簡単な冊子を制作しました。全体的なデザインワークは東京でデザインのお仕事をしている平野拓也くんです。冊子は関係者には事前に配布し、当日も会場で販売します。そちらも出来次第アップしていきます。

オープンハウス開催までは、三角コーナーでの展示をお休みさせていただき、それまでの準備などの記事はこちらから失礼します。

松山隼

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三角コーナー

ようこそ三角コーナーへ

山形R不動産リミテッドの手によって生まれ変わった、シェアアパートメントミサワクラス。日々、様々な考えが飛び交うミサワクラスのキッチンに白い三角が突如あらわれた。三角コーナーはRコモンズの「住人たちによる、住人たちのため」のミニギャラリー。キッチンの片隅で定期的に行われる展覧会は、ふたつのシェアアパートの住人たちが「作者」になり「観客」に変化する。それぞれが目指す表現方法を語り合い呼応しあいます。

キッチンの片隅にある三角コーナー

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