通話。一昔前は電話といえば、家にある固定のものか、公衆電話が通話の中心だった。家での通話は家族や他者の存在が少し疎ましく、わざわざ公衆電話に行く事もあった。今でも公衆電話はあるにせよ、その存在自体は希薄となりつつある。その割に、国の制度上必ず設置され、そのしつらえも昔のものと比べてかなり立派な場となり存在する。災害時や犯罪時が主な使用事実となり、孤独な存在となっているこの場で『音楽家:白丸たくトによる公衆電話を使用したLIVE』を企画した。普段観客を前に開かれた場で演奏する音楽家に、孤立し閉鎖され、存在のしれない誰かに歌う事はどのような事なのか。音楽家は何を歌い、誰に届けるのか。それは公衆電話自体の、そして人自身の自問自答の様なものかもしれない。

震災後、未だ会う事のできない人へ思いを伝える場として『風の電話』とよばれる電話ボックスが岩手県大槌町にある。電話線は繋がってはいない。

YouTube Preview Image

year: 2016
material: HD video
time: 17:56min
Performer: Takuto Shiromaru
Special Thanks: Ayumi Yoshida  Ryoko Shiina



《Live set list》

『黄昏』

作詞 中原中也

『タイトル未定』

作詞・作曲 白丸たくト

『石』

作詞 山之口獏 作曲 高田渡


大槌秀樹
千葉県出身
2007年 東北芸術工科大学工芸科漆芸専攻卒業
2009年 東北芸術工科大学大学院実験芸術領域修了

大槌秀樹『音楽家:白丸たくトによる公衆電話を使用したLIVE』

レビュー|REVIEW

コメント|comments

コメントを書く

コメントをどうぞ

page top

三角コーナー

ようこそ三角コーナーへ

山形R不動産リミテッドの手によって生まれ変わった、シェアアパートメントミサワクラス。日々、様々な考えが飛び交うミサワクラスのキッチンに白い三角が突如あらわれた。三角コーナーはRコモンズの「住人たちによる、住人たちのため」のミニギャラリー。キッチンの片隅で定期的に行われる展覧会は、ふたつのシェアアパートの住人たちが「作者」になり「観客」に変化する。それぞれが目指す表現方法を語り合い呼応しあいます。

キッチンの片隅にある三角コーナー

Artists